研究科長ご挨拶

東京農工大学大学院連合農学研究科長 船田 良

連合農学研究科の「設置の趣旨・目的」には、『農学は「いのち」の総合科学』であることが記載されています。現在人類は、持続的な食糧、資源、エネルギーの確保や環境問題に関して、かってないほどの危機に直面しております。さらに、平成23年3月11日に発生した東日本大震災と津波による大規模な被害や福島原子力発電所の事故に伴う放射性物質の大量放出や風評被害などにより、東北や関東地域における農業・林業・林産業・酪農畜産業・水産業等々が広範囲でダメージを受けたことは、憂慮すべき事態と痛感しております。これらの複合的な問題の解決に対して、農学は大きく貢献すると考えております。諸問題の解決のためには、中長期的な視野にたち、高度な研究・分析能力を備えたグローバル人材の育成が不可欠といえます。

連合農学研究科は、農学の進歩に寄与することを目的とするとともに、農業・林業・林産業・酪農畜産業・水産業など生物関連産業の発展に科学的な側面から寄与していかなければなりません。今後、構成大学である茨城大学、宇都宮大学、東京農工大学が教育研究面でさらに力を結集し、世界トップレベルの農学研究の遂行を目指す所存であります。